RRR

家のすぐ近くに映画館があるって最近知ってね

行ってきました、シネマノヴェチェント。

 

インド映画祭りをやっている期間で「RRR」を観てきた。

あれだけ話題になっていた時、特に興味は持たなかった。

(流行りに簡単にのらまいとする感じ、私はあまのじゃくなところがある。)

今回観ようと思ったきっかけとして、今回初めて知った「マサラ上映」っていう

映画の見方があって

インド映画上映期間は行っているという事だったから。

ダンスシーンでは一緒に踊って良いですよとか、新鮮じゃない?!楽しそう!という好奇心から。

(私は好奇心旺盛だ。そういう自分が好きだ。)

 

結果ね、ともかくすごーーーくとーーーっても映画自体が良かった!!!

インド映画をちゃんと見るのはたぶん初めてで

一応ナートゥダンスだけは予習として見ていったんだけど

陽気なダンスってだけじゃなくて

そのシーンに至った経緯とか含めて観たらもう。

もちろん楽しいんだけどなんか切なさとか

あーこの二人がーーとか色々思っちゃって泣けてもきたり。

 

ありえないーー!って思わず笑ってしまうシーンもあるけど

引き込まれて気にならない、気にしてる間もなく展開していく。

映画は一人で見る方が集中できるし良いって考えではあるけど

今日みたいなRRRは感想をすぐにでも共有したくなる興奮があったから

一緒に見に行って良かったっっ

楽しみにしていたマサラ上映は、、タンバリンを鳴らしている方がいたのみで

堪能は出来なかった(紙吹雪はもらえるものと思ってたら持参が必要だった笑)けど

もうっ本当に見に行って良かったよっっ

今週末また見に行こうかなって思ってるくらい。

帰ってきてからもずっとRRRの世界観に浸ってたもん。

You Tubeでダンス動画やら感想配信動画やら見てまた笑ったり

わかるーーって共感したり

で、今回の映画では取り上げられていないけど

インドのカースト制度が気になって調べたらとっても深刻だった。

名字で階級がわかるようになっているくらい根付いていることや

カースト制度をなくす=信仰している宗教自体を否定することになってしまうことから

廃止することが出来ずに今日まできている、とのこと。

「不可触民」なんて初めて聞いたよ。

読んで字のごとくの意味だけど、酷過ぎる。

しかも、不可触民の男性も不可触民の女性を卑下しているから

女性は頼るものがないって。

まだまだ知らないことが沢山ある。

 

インド人の中でもそのカースト制度で階級が分かれていて

見た目でもおよそ判別できるらしく

上の階級にいくほど白人に近い色なんだって。

見た目の問題?って思ったけど

祖先が先住民だと肌の色は褐色になるから

先住民が差別などされてきたことにも由来するって、、

なんでそんなことだけでって、、簡単に思ってしまうけど。。

日本人もイエローってバカにされていたんだもんね。

なんなんだろ。

 

RRRではイギリス統治下時代のインドが舞台だったから

大英帝国精神がむき出しになっていて

おのれ白人め権力を盾に自由なことしやがって、とか思ってたけど

独立してからも国内の問題が根強く残ったままなんだね。

最近日本でインド人らしき人たちを見かけることが増えたけど

そういう人たちも国の制度に嫌気が差して移住してきたのかな?とか。

 

こうやって、映画を1作品見ると自分の世界が広がる。

そこが好き。