ショーシャンクの空に

2024年の目標の一つに有名な映画を観る、っていうのを掲げていて。

有名な映画って、永年観られている映画だったり

何か賞を受賞した作品だったりを自分の中では指しているけど

今まで私はどちらかというとそういう映画を進んで観ていなくて。

自分の好きな俳優、自分の好きな作風の映画を選んで観ていて。

有名だからっていう理由だけで見るって意味ないと思っていたのかな。

 

でも、受賞作品だったり長年見られている映画ってことは

世に影響を与えていたり社会現象になっていたりするわけで。

あとはドラマとか日常会話、世間話の中で、有名な映画って例えとかで出てきたりするから

そういうの、ちゃんとわかる人でありたいなと思ったのが一番かな。

 

そういうわけでショーシャンクの空にを今日は観たわけです。

刑務所の中の話。

みんな、自分は無罪の罪でここにいるって笑いながら話す。

男性同士のレイプのシーンもあって、女性がいない環境となっても

ターゲットを見つけて、閉鎖的な空間ではこういうことってあるあるなんだろうなぁと思った。

 

ティムロビンスが演じるアンディーを見て思ったことは

どんな環境に置かれても、自分がどう受け入れるか、行動を起こすか起こさないかで

全然違う展開になるっていうこと。

アンディーは銀行員をしていて学があることを買われていたのもあるけど

それも自ら相続税の非課税になる方法について教えようとしたから、

交換条件でビールを仲間たちにもと言ったから。

刑務所長は始め良い人に見えたけど

お金儲けに目がくらんでからは人が変わったように見えて。

結局、純粋に世の為人の為って思って事業をしている人ってどのくらいいるんだろうって

最近の裏金問題も浮かんできて思っちゃった。

セリフの中にkickbackって出てきて、まさにって思っちゃったな。

 

そしてアンディーも良かったけど

モーガンフリーマンも良かったなぁーー

モーガンフリーマンの作品を観るのは初めてだっただろうか?

思い出せないけど、語りも含め

笑った顔はなんだか可愛らしく見えるし

刑務所の中で調達やをしているのも世渡り上手というか

良かったなぁ。

 

希望は危険だからやめておけと言っていたレッドが

最後に希望を持って行動するところもすき。

終盤のシーンで

国境を越えられると「いいが」

太平洋が広く青いと「いいが」

とかってもしかしたら出来ないことも匂わせて終わっちゃうのかな?と思ったけど

アンディーとの再会まで見ることが出来たから良かった。

ちょうど喉に何かつっかえていたのもあったかもしれないけど

エンディングで大泣き。咳き込んで嗚咽みたいになっちゃった。

 

現実は甘くない、刑務所の中は甘くないこともまざまざと見せられる映画だったけど

希望は持って良いんだよ、と最後に言われた気がして

割とすっきりと見終えられました。